
聖蹟桜ヶ丘駅から南へ歩き、急勾配の坂を登りきった先に広がる、広大な緑のオアシス。それが「都立桜ヶ丘公園」です。
単なる公園と呼ぶにはあまりに広く、深く、そしてドラマチック。
多摩丘陵の自然をそのまま活かしたこの公園は、四季を通じて私たちの目を楽しませてくれます。今回は、地元民が教える「桜ヶ丘公園の歩き方」を徹底解説します。
街の象徴「旧多摩聖蹟記念館」
公園の中心に位置する、真っ白な円形の建物。昭和5年に開館した歴史的建造物です。
歴史の重み
明治天皇の行幸(ぎょうこう)を記念して建てられたこの場所は、まさに「聖蹟」という地名の由来そのもの。

建築美
2026年の今見ても色褪せない、モダンでエレガントなデザイン。内部では幕末の志士たちの遺墨や歴史資料が展示されており、静寂の中で歴史の息吹を感じることができます。
聖蹟随一のパノラマ「ゆうひの丘」

公園の北西端に位置する「ゆうひの丘」は、聖蹟桜ヶ丘で最もエモーショナルな場所といっても過言ではありません。
- 絶景の特等席: 芝生に座れば、眼下には多摩川の流れと府中・聖蹟の街並みが広がります。
- マジックアワーを狙う: 名前通り、夕暮れ時は圧巻。オレンジ色から深い藍色へと変わる空、そして宝石を散りばめたような夜景は、多くの映画やドラマのロケ地としても選ばれています。
多摩丘陵の原風景を歩く「大谷戸公園方面」
桜ヶ丘公園の面白さは、その「高低差」にあります。
谷戸(やと)の自然
公園の東側、大谷戸(おおやと)公園側へ下っていくと、そこには湿地や池、雑木林が広がる「里山」の風景が。
バードウォッチング
四季折々の野鳥が訪れ、春にはウグイスの鳴き声が響き渡ります。舗装されていない「尾根道」を歩けば、ここが東京であることを忘れてしまうほどの深い森の香りに包まれます。

2026年・春のおすすめイベント
例年、3月下旬から4月上旬にかけて、園内は約数十種、数百本の桜で埋め尽くされます。
お花見
記念館周辺のソメイヨシノはもちろん、山桜のグラデーションも見事。







ピクニック
広い芝生エリアがあるため、家族連れでのんびり過ごすのに最適です。

🚶 散歩のアドバイス(アクセスと装備)

アクセス
駅から徒歩だと20〜30分。かなりきつい登り坂が続くので、行きは「聖蹟桜ヶ丘駅」からバス(桜ヶ丘団地行き「記念館前」下車)を使い、帰りは景色を楽しみながら徒歩で下るのがスマートです。
足元
園内はアップダウンが激しく、未舗装の道も多いため、必ずスニーカーで訪れましょう。
売店
記念館近くに自販機はありますが、しっかりとした食事処はありません。駅前のデパ地下やパン屋さんでランチを調達していくのが「せいせきライフ」流の楽しみ方です。





